『3000万語の格差』注釈と訳注

著者による注釈

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★本書中の訳注等は訳注のページをご覧ください。

★日本語のあるものは赤字。本書中で邦訳書のタイトルが書かれているものは赤字にしてありません。




第1章  第2章    第3章   第4章    第5章   第6章    第7章


本書全体について

本書の中に登場する個人は実在する人物であり、内容も事実だが、個人名はプライバシー保護のため変えてある。

第1章 つながり

10ページ「退院までに聴覚スクリーニングを」
米国国立衛生研究所、「概況報告書:新生児の聴覚スクリーニング」(2010年10月)。
訳注:2013年版の概況報告書はこちら

11ページ「(人工内耳の)子どもの使用も承認」
米国国立衛生研究所、「概況報告書:人工内耳」(2011年3月)。
訳注:2016年版の概況報告書はこちら

11ページ「聴覚障害の診断は『神経学的な非常事態』」
論文「乳幼児の聴覚障害は神経学的な非常事態」(2009年)。
Dimity Dornan, “Hearing loss in babies is a neurological emergency,” Alexander Graham Bell Association for the Deaf and Hard of Hearing.

18ページ「3分の1は日常に必要な読み書きができません」
論文「聴覚障害の子どもの初期のリテラシー発達において、非常に重要な要素」(2007年)の412ページにある統計数値から引用。
Connie Mayer, “What really matters in the early literacy development of deaf children,” Journal of Deaf Studies and Deaf Education 12.4 (2007): 411–431.

18ページ「(小学校3年レベルの読み書きスキル)は将来の学業の成功を予測する印」 報告書「小学3年時の読書(字)力:高校の学業成績と大学入学とどのように相関するか(1996~97年のシカゴの小学3年集団を長期追跡した結果)」(2010年)。
Lesnick, et al., “Reading on grade level in third grade: How is it related to high school performance and college enrollment,” Chapin Hall at the University of Chicago.
訳注:同様の内容の研究は複数ある。

18ページ、ニム・トットンハム博士の言葉
「『保護者は子どもの脳発達においてとても大きな役割を果たします』、そして、ペアレンティングはある意味、酸素のようなものだとトットンハム博士は続けた。それを十分に得ていない人を見て初めて、大事だと気づくのだと。「保護者がどのようにして子どもの脳を形づくるかを明らかにする、孤児たちの孤独な小児期」(米国National Public Radio、2014年2月24日)。

26ページ「誕生から3歳までの言葉環境が最終的な学業到達度の差につながるらしい」
ベティ・ハート、トッド・リズリー、『米国の幼い子どもたちの日々の生活の中に見られる意味のある違い』(1995年、未邦訳。以下『意味のある違い』と略す)。
”Meaningful Differences in the Everyday Experience of Young American Children.”

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第2章 ハートとリズリー

29ページ「新しい言葉の数が増え、増加のスピードが上がり…」
ベティ・ハート、トッド・リズリー、「初期の大惨事:3歳までに2000万語の言葉の格差」(2003年)。
The early catastrophe: The 20 million word gap by age 3,” American Education.

29ページ「参加した子どもと参加しなかった子どもの間に違いは見られなかった」
『意味のある違い』(前掲)の第1章の1~20ページに、ハートとリズリーの最初の介入プログラムと結果が記載されている。

30ページ「『貧困の連鎖』を止めようとした世代」
『若者のメンタル・ヘルスに起きている危機:重要な課題と効果的なプログラム』第4巻(2006)に所収のハートとリズリーの論文「初期の言葉発達を促す」。
“Promoting early language development,” in The Crisis in Youth Mental Health: Critical Issues and Effective Programs, vol. 4, Early Intervention Programs and Policies, pp. 83–88.
上記の内容は、リズリーが書いた「米国の赤ちゃんたちの日常経験:発見とその意味するところ」で読むことができる。
“The everyday experience of American babies: Discoveries and implications,” Senior Dad.

30ページ「貧困そのものをなくし、なにより貧困を予防」
リンドン・ジョンソン大統領の一般教書演説(1964年1月8日)。
President Lyndon B. Johnson’s Annual Message to the Congress on the State of the Union,” LBJ Presidential Library, accessed December 19, 2014.

30ページ「当初、酒屋の地下が本部だった」
「ジュニパー・ガーデンの子どもたちプロジェクトの歴史、目的、組織」(1989年)の306ページ。
Hall, et al., “History, mission and organization of the Juniper Gardens Children’s Project,” Education and Treatment of Children, 12.4: 301–329.

30ページ「このプロジェクトの映像」
『最先端:ジュニパー・ガーデンの子どもプロジェクト』(YouTube。2013年に公開)。

31ページ「2人を『ロマンチスト』と表現」
2014年2月20日、スティーヴ・ウォーレン教授の電話インタビューから。

32ページ「(文献が)まったくない。この事実自体が衝撃的だった」
2014年12月19日、リズリーのインタビューから。採録はこちら

32ページ「スキナーの言う『オペラント条件づけ』」
『人間発達事典』(2005年)の「オペラント条件づけ」。
“Operant conditioning,” in Encyclopedia of Human Development. (Sage Publications)

32ページ「言葉は最初から脳の中で遺伝的に規定されている」
同上事典の「言語獲得装置」。

32ページ「スキナーの説を『不合理だ』と退け」
チョムスキーの「レビュー:スキナーによる言語行動」(1959年)。
“Review: Verbal behavior by B. F. Skinner,” Linguistic Society of America 35.1 (1959): 26–58.

33ページ「言葉に見られる格差を調べることに対しては、関心も支援もほとんどありませんでした」
乳幼児期の言語獲得の社会的格差に関する研究に対して、チョムスキーの普遍文法理論が及ぼした影響については、ファーナルド教授らの「言葉理解のスムーズさが発達する上で重要となる、初期の言葉経験」(『乳幼児期のリテラシー研究ハンドブック』第3巻、2011年。2~20ページ)の8ページ。
Fernald & Weisleder, “Early language experience is vital to developing fluency in understanding,” in Handbook of Early Literacy Research, vol. 3.
および、「乳幼児期の言葉学習におけるばらつきの原因と、ばらつきによる結果」(『経験、ばらつき、一般論化:母語を学ぶ』、2011年。181~202ページ)の184ページ。
Fernald & Marcham, “Causes and consequences of variability in early language learning,” in Experience, Variation and Generalization: Learning a First Language.
いずれも、アン・ファーナルド教授らによる。

33ページ「発達における違いやばらつきを検討する」
同上2つめの文献の185ページ。中流階級の子どもの観察から得られた発達パターンを、あらゆる社会集団、階級の子どもにあてはめられるとする考え方の問題点について議論。

33ページ「役立つことをし、データを集める」
2008年に書かれたトッド・リズリーの追悼記事の148ページ。
Dunlap & Lutzker, “Todd R. Risley (1937–2007),” Journal of Positive Behaviour Intervention, 10.9: 148–149.

33ページ「人間直面する深刻な問題に答えを出すこと」
同上。

33ページ「問題の確信を見つける才能だ」
2008年に書かれた別のトッド・リズリーの追悼記事の9ページ。
Sherman, “Todd R. Risley: Friend, colleague, visionary,” Journal of Applied Behavior Analysis, 41.1: 7–10.

33ページ「ユニークな天才」
2014年2月20日、スティーヴ・ウォーレン教授との電話インタビューから。

34ページ「生後約9か月から3歳まで追跡観察しました」
ハートとリズリーの論文「子どもの言葉学習における米国のペアレンティング方法:日常の家庭環境で観察された家族と子どもの関わりに一貫して見られる差異」(1992年)。
Hart & Risley, “American parenting of language-learning in children: Persisting differences in family-child interactions observed in natural home environments,” Developmental Psychology 28 (1992): 1096–1105.

34ページ「近い将来も同じ住所に住み続ける予定」
詳細は、『米国の幼い子どもたちの日々の生活の中に見られる意味のある違い』(前掲)の53~74ページ。

35ページ「より多くの情報を集めれば、よりいっそう何かを学べるはず」
同上、24ページ。

35ページ「子どもがしたこと、子どもがされたこと…、子どものまわりで起きたことすべてを」
同上、24ページ。

35ページ「誰一人として1日も休まなかった」
同上、41ページ。

35ページ「ようやく、結果が何を意味するのかを読み解き始める用意ができた」
同上、46ページ。

35ページ「データ分析だけに3年間、2万時間を費やさなければならなかった」
ハートとリズリーの論文「初期の言葉発達を促す」(前掲)の83~88ページ。

35ページ「リズリーはハートを『監督』と呼んで」
リズリーがインタビューの中で述べた言葉。

35ページ「他の子どもたちも皆(同じようにするだろうと)わかった」
『意味のある違い』(前掲)の54ページ。

36ページ「トイレ、行かなくていいの?」
同上、53~54ページ。

36ページ「言葉を学ぶうえで最適な条件も常に同じ」
同上、55ページ。

36ページ「幼稚園入園に必要な基礎スキルを身につけていった」
「初期の大惨事」(前掲)の7ページ。

36ページ「沈黙の時間が多い家族」
『米国の幼い子どもたちの日々の生活の中に見られる意味のある違い』(前掲)の60ページ

36ページ「(やりとりが)その半分にも満たない家族もあった」
同上、64~66ページ。

36ページ「生活保護グループの子どもたちは約600語でした」
同上、132ページ。

36ページ「最下層の親は50回以下でした」
同上、xxページと124ページ、図9。

36ページ「生活保護グループの子どもたちは4回でした」
同上、126ページと128ページ、図11。

37ページの表の1の内容
『意味のある違い』(前掲)の66ページと176ページ、表5。および、71ページ。「初期の大惨事」(前掲)の8ページ。および『意味のある違い』の197~198ページ。「初期の大惨事」の8ページ。

37ページの表の2の内容
『意味のある違い』(前掲)の197~198ぺージ、198ページ、図19。および「初期の大惨事」の7ページ。

37ページの表の「現実的な違い」
『意味のある違い』(前掲)の143~144ページ。およびxxページ、144ページ。

39ページ「『ダメ』『ストップ』『それ、やめなさい』で始まった時」
同上、147ページ。

39ページ「家族が話すように、ふるまうように…育っている」
同上、58ページ。

39ページ「子どもが話す量は(家でその子どもが聞いている量と)同じだった」
同上、59ページ。

39ページ「9歳、10歳の時点の言語スキル…と相関していた」
論文「初期の言葉の量と社会経済的要因をもとにした学業成績の予測」(1994年)。
Dale Walker, et al., “Prediction of school outcomes based on early language production and socioeconomic factors,” Child Development 65: 606–621.

40ページ、クンハ准教授の内容
2014年5月18日の、フラヴィオ・クンハ准教授とのやりとりから。

42ページ「この研究の中に含まれていない人々や状況にまで結果を拡げて解釈しないよう」
「初期の大惨事」の8ページ。

42ページ「真の意味で恵まれない人々」
『真の意味で不利な条件にいる人々』(2012年)。
Wilson, “The Truly Disadvantaged,” 2012.

42ページ「公営住宅に住み、シングル・マザーと沈黙の中で…」
論文「社会的な背景がどのようにして言葉の発達を支援し、形づくるか」(2006年)に引用されている論文「トラックトンの子どもたち:社会変化における話し言葉と書き言葉」(1990年)。
Hoff, “How social contexts support and shape language development,” Developmental Review 26: 55–88, p. 60.
Heath, “The children of Trackton’s children: Spoken and written language in social change,” in Cultural Psychology: Essays on Comparative Human Development, pp. 496–519.

43ページ「社会経済的な条件とは無関係に、親の言葉の質は間違いなく良くなる」
子どもに向けた保護者の話しかけの量と質の関係について詳しくは、『意味のある違い』(前掲)の119~140ページ。

43ページ「親がもっと話すように支援すればいいだけ」
「米国の赤ちゃんたちの日常経験:発見とその意味するところ」(前掲)の3ページ。

44ページ「ケーキのアイシングのようなもの」
同上。

45ページ「(社会経済レベルが)低い家庭では、親が話を始めて終わり」
『意味のある違い』(前掲)の124~125ページ。

46ページ「低い層の子どもたちは、全体としてずっと少ない数の言葉を聞いているため」
同上、125~126ページ。

46ページ「生活保護層の子どもたちは5分の1しか聞いていません」
同上、126ページ。

47ページの表
「初期の大惨事」(前掲)の8ページ。『意味のある違い』(前掲)の図20。200ページと253ページに詳細な分析。

48ページ「(生徒たちが)すべての障害を乗り越えるのを助けること」
2014年6月9日の、シェーン・エヴァンズとのやりとりから。

49ページ「この処理プロセスは、学習にとって二重の意味で非常に重要です」
アン・ファーナルド教授の「言葉を処理する効率性はなぜ重要なのか」(YouTube。2010年に公開)。
Anne Fernald, “Why efficiency in processing language is important.”

50ページ「そこから後のすべても失われてしまいます」
同上。

50ページ「あなたに学ぶ機会を与えてくれる」
同上。

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第3章 脳の可塑性

51ページ「アン・ファーナルド教授の研究から」
論文「言語処理スキルと語彙における社会経済的クラス間の違いは、生後18か月で明らか」(2013年)。
Anne Fernald, et al., “SES differences in language processing skill and vocabulary are evident at 18 months,” Developmental Science 16.2 (2013): 234–248.

52ページ「ジャック・ションコフ教授は、赤ちゃんの脳の発達を家を建てることになぞらえて」
報告書「乳幼児期初期のタイミングと質が脳の基本を形成する」(ハーバード大学小児発達センター、報告書5。2007年)の2ページ。
“The timing and quality of early experiences combine to shape brain architecture (working paper 5, Center on the Developing Child at Harvard University, 2007)

54ページ「より前向きに対応でき、その場しのぎのマイナスな反応をすることも少ない」
ビデオによる解説「有害なストレスが健康な発達を阻害する」(ハーバード大学小児発達センター、2014年)。
“Toxic Stress DerailsHealthy Development,” Center on the Developing Child at Harvard University.

55ページ「一生の学び、行動、健康の基礎となります」
報告書「乳幼児期初期のタイミングと質が脳の基本を形成する」(前掲)。

55ページ「トロニック教授が行った『能面実験』でしょう」
ビデオ「能面実験」(トロニック教授の実験、YouTube。2009年に公開)。 “Still face experiment: Dr. Edward Tronick.”

56ページ「育ちつつある脳に恒久的に影響します」
報告書「乳幼児期初期のタイミングと質が脳の基本を形成する」(前掲)の8ページ。

57ページ「記憶、感情、行動、運動能力、もちろん言葉にも影響します」
「乳幼児期初期の発達に関して覚えておくべき5つの数字」(ハーバード大学小児発達センター、2014年)。
“Five numbers to remember about early childhood development,” Center on the Developing Child at Harvard University, 2014.

57ページ「新しい言語を学ぶようなことは、年をとるにつれてどんどん難しくなっていきます」
報告書「乳幼児期初期のタイミングと質が脳の基本を形成する」(前掲)の2~3ページ。

60ページ「脳の可塑性に関する理解を大きく変えました」
「皮質の可塑性研究のパイオニアたち:ウィーセルとヒューベルの6つの代表論文」(2008年)。
Constantine-Paton, “Pioneers of cortical plasticity: Six classic papers by Wiesel and Hubel,” Journal of Neurophysiology 99.6 (2008): 2741–2744.
「脳と視覚認知:25年にわたる共同研究の話」(2005年)。
Davis, “Brain and visual perception: The story of a 25-year collaboration,” Color Research and Application (2005): 3.

58ページ「もっとも隠された脳の秘密の一つ」
ヒューベル博士の追悼記事の記載(ワシントン・ポスト、2013年9月23日)。
Botelho, “David H. Hubel, Nobel Prize-winning neuroscientist, dies at 87.”

60ページ「2人が踊っている写真や、雑誌に載っていた女性のセクシーな写真も含まれていた」
同上。

60ページ「2人の独創的な研究は脳に対する考え方を変えました」
同上。

61ページ「2人の仕事は心の働きを説明するためだけにしかならない」
「入門:ヒューベルとウィーセルの業績」の2733ページ。
Kandel, “An introduction to the work of David Hubel and Torsten Wiesel,” Journal of Physiology 587.12 (2009): 2733–2741.

63ページ「人工内耳移植はこうした費用をかけずに済むための鍵」
論文「先天性両側性小児難聴の経済コスト」(2006年)。
Schroeder, et al., “The economic costs of congenital bilateral permanent childhood hearing impairment,” Pediatrics 117.4 (2006): 1101–1112.

64ページ「聞いたこともなければどんな音であるのかも知らないまま」
書籍『視覚を通じた言語獲得』(2000年)。
Chamberlain, et al., eds., Language Acquisition by Eye (Lawrence Erlbaum Associates, 2000).

65ページ「高校を卒業できるかどうかも予測できます」
論文「読書(字)におけるマタイ効果:リテラシー獲得における個人差が及ぼす結果」(1986年)。
Stanovich, “Matthew effects in reading: Some consequences of individual differences in the acquisition of literacy,” Reading Research Quarterly (1986): 360–407.

65ページ「耳が聞こえない子どもの高校・大学卒業率は、耳が聞こえる子どもよりもずっと低く」
論文「耳が聞こえない生徒のための高等教育:新しい世紀に向けた研究の優先課題」(2002年)の268ページにある統計データ。
Lang, “Higher education for deaf students: Research priorities in the new millennium,” Journal of Deaf Studies and Deaf Education 7.4 (2002): 267–280.

65ページ「収入は耳が聞こえる人より30~45%低くなります」
「難聴の人たちについて。中等教育後の教育と失業」(2011年)。
Reilly & Qi, “Snapshot of deaf and hard of hearing people, postsecondary attendance and unemployment,” 2011,
論文「米国における重度の難聴者:数と内訳」(2001年)。
Blanchfield, et al., “The severely to profoundly hearing-impaired population in the United States: prevalence estimates and demographics,” Journal of the American Academy of Audiology 12.4 (2001): 183–189.
学会発表用論文「雇用、収入と障害」(2000年)。
McNeil, “Employment, earnings, and disability” (paper prepared for the 75th Annual Conference of the Western Economic Association, Vancouver, BC, June 29–July 3, 2000).

66~67ページのクール教授に関する記述
ラジオ番組「脳の波:ボンネット下をのぞきこむ」(2010年)。
Sillman, “Brain waves: Peeking under the hood,” KUOW News, radio, Washington.

67ページ「火星から来たヘア・ドライヤー」
ワシントン・ポストの記事「最初の言葉を口にする前に、赤ちゃんは話し言葉を身につける」の中のクール教授の言葉(2014年7月19日)。
Kim, “Babies grasp speech before they utter first word, a study finds,” The Washington Post, July 19, 2014.

67ページ「赤ちゃんは文字通り、『計算の天才』」
クール教授「生後最初の1年間は『計算の天才』」(ナショナル・ジオグラフィック、2015年)(記事のリンクなし)。
Kuhl, “The first year ‘computational geniuses,’ ” National Geographic, 2015.

67ページ「この過程は胎児の時から始まっているとする研究結果」
論文「胎児期の言葉経験は、生後の母音認知影響する」(2013年)。
Moon, Lagercrantz, & Kuhl, “Language experienced in utero affects vowel perception after birth: A two-country study,” Acta Paediatrica 102.2 (2013): 156–160.

67ページ「口の中におはじきをたくさん入れた7歳児が」
「マーク・ザッカーバーグは、7歳児のようなマンダリンを話す」(2014年)。
Isaac Stone Fish, “Mark Zuckerberg speaks Mandarin like a seven-year old,” Foreign Policy, Passport, October 22, 2014.

67ページ「10億人ではなく、合計で11人」
「ザッカーバーグ、中国語で行われた質疑応答の中で、フェイスブックは11人のユーザーがいると回答」(2014年)。
Goldman & Yan, “Zuckerberg, in all-Chinese Q&A, says Facebook has ‘11 mobile users.’ ” CNN Money, October 23, 2014.

68ページ「真の意味で『国際社会の市民』」
クール教授のTEDトーク・ビデオ「赤ちゃんは言語の天才」(2010年10月に撮影。日本語字幕選択可)。
Kuhl, “The linguistic genius of babies.”

68ページ「類似の音や少しだけ違う音を集める」
「母語の磁石理論」と呼ばれるもの。詳細はクール教授の「音響心理と話し言葉認知:内的な基準、認知の基礎、原型」(『発達音響心理学』所収、1992年)。
Kuhl, “Psychoacoustics and speech perception: Internal standards, perceptual anchors, and prototypes,” in Developmental Psychoacoustics (American Psychological Association, 1992).
クール教授の論文「話し言葉と言語の学習と表現」(1994年)。
Kuhl, “Learning and representation in speech and language,” Current Opinion in Neurobiology 4.6 (1994): 812–822.
この理論がさらに新しく発展したものは、クール教授他の論文「言葉へと続く表音学習:新しいデータと、母語の磁石理論の拡張版」(2008年)。
Kuhl, et al., “Phonetic learning as a pathway to language: New data and native language magnet theory expanded (NLM-e),” Philosophical Transactions of the Royal Society B: Biological Sciences 363.1493 (2008): 979–1000.

69ページ「3か月後にクール教授が日本に戻ってみると、この能力は消えていました」
この研究については、書籍『ゆりかごの中の科学者:心、脳、そして子どもがどう学ぶか』(1999年。邦題『0歳児の「脳力」はここまで伸びる』2003年)の104~110ページ。
Gopnik, Meltzoff, & Kuhl, “The Scientist in the Crib: Minds, Brains, and How Children Learn” (Harper, 1999), pp. 104–110.

70ページ「言葉の基本は、人間を他の人間と結びつけることです」
言葉学習における社会的-進化論的側面については、論文「社会的行動の認知脳科学」(1998年)。
Adolphs, “Cognitive neuroscience of human social behaviour,” Nature Reviews Neuroscience 4.3 (2003): 165–178.
論文「社会的脳仮説」(1998年)。
Dunbar, “The social brain hypothesis,” Evolutionary Anthropology 6 (1998): 178–190.
論文「言葉と行動をつなげる脳のメカニズム」(2005年)。
Pulvermüller, “Brain mechanisms linking language and action,” Nature Reviews Neuroscience 6.7 (2005): 576–582.

70ページ「やりとりが、言葉を学ぶことと、学ぶこと全体の鍵です」
意味を成す音の塊をどのように脳が聞き取り、理解するかという研究については、論文「鳥のなき声と人間の話し言葉:共通点とメカニズム」(1999年)。
Doupe & Kuhl, “Birdsong and human speech: common themes and mechanisms,” Annual Review of Neuroscience 22.1 (1999): 567–631.
論文「言葉と動物のコミュニケーション:類似点と差異」(『認知科学への比較生物学アプローチ』所収、1995年)。
Evans & Marler, “Language and animal communication: Parallels and contrasts,” in Comparative Approaches to Cognitive Science, (MIT Press, 1995), pp. 341–382.
論文「歌の学習行動:神経動物行動学との接点」(1991年)。
Marler, “Song-learning behavior: the interface with neuroethology,” Trends in Neurosciences 14.5 (1991): 199–206.

71ページ「想像の通りです。何も覚えていませんでした」
この研究については、「赤ちゃんは言語の天才」(前掲、ビデオ)。

72ページ「脳の可塑性を終えるようにできているのです」
ヘンシュ教授の研究の全体像については、「神経発達:脳を読み解く」(ネイチャー、2012年)。
Bardin, “Neurodevelopment: Unlocking the brain,” Nature 487.7405 (2012): 24–26.

72ページ「音程を聞く能力も、育てられなければ幼い時に失われてしまう」
同上。

72ページ「失われた機会を取り戻す。このアイディアは魅力的だ」
同上。

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第4章 保護者が話す言葉、そのパワー

74ページ「ニューヨークの地図と脳内のつながりは似ています」
ラジオ・ニュース「あなたの脳はマンハッタンのようなもの」(米国National Public Radio、2014年3月29日)。
“How your brain is like Manhattan.”

75ページ「私たちが何をどう考え、どう行動するかを決めます」
書籍『コネクトーム:脳の接続がどのようにして私たち一人ひとりをつくるか』(2012年、未邦訳)のxvページ。
Seung, “Connectome: How the Brain’s Wiring Makes Us Who We Are” (Houghton Mifflin Harcourt, 2012).

76ページ「何かを見つけるとたいてい、その発見は次の新しい疑問を生みます」
「私たちが脳についてどれほど知らないのかを学ぶ」(ニューヨーク・タイムズ、2014年11月10日)。
Gorman, “Learning how little we know about the brain,” The New York Times.

76ページ「自然が育ち(環境)と出会う」
TEDビデオ「私が私のコネクトームだ」(2010年2月に撮影。日本語字幕選択可)。
Seung, “I am my connectome,” TED video.

78ページのグリーンの記事
「なぜ、米国人は算数・数学ができないか?」(ニューヨーク・タイムズ、2014年7月23日)。
Green, “Why do Americans stink at math?” The New York Times.

78ページ「クォーター・パウンダー」の話
タウブマンの回顧録(未邦訳、2007年)から。
Taubman, “Threshold Resistance: The Extraordinary Career of a Luxury Retailing Pioneer” (Harper Business, 2007).

79ページ「医療から計算をなくす」
同社のウェブサイトから(2015年1月の時点)。

80ページ、2012年のPISAの結果
経済協力開発機構(OECD)の国際学力調査(PISA)の結果から(2012年)
訳注:日本については「国際学力調査」で検索。

80ページ「カナダも16%以上なのです」
「PISAの結果は、米国の『教育の停滞』を示している」(ポリティコ、2013年12月3日)。
Simon, “PISA results show ‘educational stagnation’ in U.S.,” Politico, December 3, 2013,

80ページ「(小学)1年、さらには幼稚園までさかのぼることができます」
論文「算数スキルにおける文化差異:米国、台湾、オランダ、ペルーの幼稚園児の比較」(2011年)。
Paik, et al., “Cultural differences in early math skills among US, Taiwanese, Dutch, and Peruvian preschoolers,” International Journal of Early Years Education 19.2 (2011): 133–143.

80ページ「中国の幼稚園児は米国の小学校2年生と同レベル」
上記の論文の他に、論文「数字の認知:能力の差異の中心にあるものを中国と米国の子どもの比較から」
Geary, et al., “Numerical cognition: Loci of ability differences comparing children from China and the United States,” Psychological Science 3.3 (1992): 180–185.
論文「幼児における数の推定力の発達」(2004年)。
Siegler & Booth, “Development of numerical estimation in young children,” Child Development 75.2 (2004): 428–444.
論文「中国の子どもは、小学校入学前にも新しい算数問題を解く能力に優れている」(2008年)。
Siegler & Mu, “Chinese children excel on novel mathematics problems even before elementary school,” Psychological Science 19.8 (2008): 759–763.

81ページ「11は『10と1』で、10に続く数え方としては合理的」
論文「序数の知識:中国語と英語における数の名前と数の概念」(2000年)
Miller, et al., “Ordinal knowledge: Number names and number concepts in Chinese and English,” Canadian Journal of Experimental Psychology/Revue canadienne de psychologie expérimentale 54.2 (2000): 129–140.

81ページ「アジアの国々と米国とではかなり違う」
論文「保護者と子どものやりとりと、子どもの数学習」(2006年)。
Zhou, et al., “Parent-child interaction and children’s number learning,” Early Child Development and Care 176.7 (2006): 763–775.

81ページ「もともと持っている能力に応じて吸収していく」
論文「幼児が有する算数の知識に対する社会文化的影響」(2008年)。
Starkey & Klein, “Sociocultural influences on young children’s mathematical knowledge,” Contemporary Perspectives on Mathematics in Early Childhood Education (2008): 253–276.

81ページ「抽象的な数学的思考の用意はできていない」
上記の論文に引用されている書籍『認知を中心としたカリキュラム:幼稚園教諭のためのフレームワーク』(1971年)。
David P. Weikart, The Cognitively Oriented Curriculum: A Framework for Preschool Teachers (National Association for the Education of Young Children, 1971).

82ページ「この子どもたちが数の概念をわずかにすら持っていないことは…」
上記の論文に引用されている書籍『子どもはどのようにして算数を学ぶか:ピアジェの研究の意味』(1970年)。
Richard W. Copeland, How Children Learn Mathematics: Teaching Implications of Piaget’s Research (Macmillan, 1970).

82ページ「新生児はその音節と同じ数の角がある図形を示すことができます」
論文「新生児は数の概念を認識している」(2009年)。
Izard, et al., “Newborn infants perceive abstract numbers,” Proceedings of the National Academy of Sciences 106.25 (2009): 10382–10385.

82ページ「この能力は多くの場合、その子の最終的な算数・数学の能力と相関します」
論文「乳児の数の感覚は、幼児期の算数の能力と相関する」(2013年)。
Starr, et al., “Number sense in infancy predicts mathematical abilities in childhood,” Proceedings of the National Academy of Sciences 110.45 (2013): 18116–18120.

82ページ「その推測をもとに基本的な算数をしていきます」
論文「就学前児の数の概念と計算」(2005年)。
La Mont, et al., “Abstract number and arithmetic in preschool children,” Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 102.39 (2005): 14116–14121.
論文「小学校最初の1年間の、象徴を介さない計算スキルと算数の到達度」(2010年)。
Gilmore, et al., “Non-symbolic arithmetic abilities and mathematics achievement in the first year of formal schooling,” Cognition 115.3 (2010): 394–406.
論文「幼児期の掛け算の基礎」(2010年)
McCrink & Spelke, “Core multiplication in childhood,” Cognition 116.2 (2010): 204–216.
論文「生後9か月児の、大きな数の足し引き」(2004年)。
McCrink & Wynn, “Large-number addition and subtraction by 9-month-old infants,”
Psychological Science 15.11 (2004): 776–781.

84ページ「小学校にあがる時点の算数スキルは小学3年時の算数スキルと言語スキル(に相関)」
論文「学校準備度とその後の到達度」(2007年)。
Duncan, et al., “School readiness and later achievement,” Developmental Psychology 43.6 (2007): 1428–1446.

84ページ「(小学校にあがる時点の算数スキルは)15歳児の数学スキルに相関する」
論文「過去に起きたことはプロローグ:初期の算数の知識と高校時の到達度の関係」(2014年)。
Watts, et al., “What’s past is prologue: Relations between early mathematics knowledge and high school achievement,” Educational Researcher 43.7 (2014): 352–360.

85ページ「1年に換算すると1500対10万」
論文「幼児期の数の知識の発達に関係するものは何か?」(2010年)。
Levine, et al., “What counts in the development of young children’s number knowledge?,” Developmental Psychology 46.5 (2010): 1309–1319.

86ページ「天賦の才の上に別の天賦の才が積み重なった」
クルーグ博士のノーベル賞受賞レクチャー「高分子から生物学的構造へ」(1982年12月8日)。
Klug, “From macromolecules to biological assemblies.”

87ページ「空間に関する言葉を聞く経験とこのスキルがつながっている」
「空間の言葉を学ぶことが、子どもの空間スキルを上げる」(シカゴ大学ニュース、2011年11月9日)
Harms, “Learning spatial terms improves children’s spatial skills.”

88ページ「同じ年齢の男の子の半分しか数に関わる言葉を母親から聞いていませんでした」
論文「就学前の子どもが数に接する際のジェンダー・バイアス」(2011年)。
Chang, et al., “Gender biases in early number exposure to preschool-aged children,” Journal of Language and Social Psychology 30.4 (2011): 440–450.

88ページ「科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学などの分野で女性の専門家が育っていかない」
論文「科学、技術、エンジニアリング、数学の分野に向けた学問分野の中の女性」(2013年)。
Carr, “Women in the Academic Pipeline for Science, Technology, Engineering and Math: Nationally and at AAUDE Institutions,” Association of American Universities Data Exchange, April 2013.

89ページ「この固定観念は7歳ぐらいですでに見られるのです」
論文「算数のジェンダー・ステレオタイプに対抗する考えは、女児をステレオタイプの脅威から守らなかった」(2009年)
Huguet & Régner, “Counterstereotypic beliefs in math do not protect school girls from stereotype threat,” Journal of Experimental Social Psychology 45.4 (2009): 1024– 1027.
論文「性別が意識にのぼっていることは、7~8歳の女児の算数スキルを妨げるか?:解く問題の難しさも関与」(2007年)
Neuville & Croizet, “Can salience of gender identity impair math performance among 7–8 years old girls? The moderating role of task difficulty,” European Journal of Psychology of Education 22.3 (2007): 307–316.

89ページ「数学やエンジニアリング、コンピュータ関連の仕事に就く女性が比較的少ない現実と」
ステレオタイプの脅威がSTEM関連の成績等に影響する点について、詳細は論文「子どもの志向とキャリア構築を形成する役割としての自己効用感」(2001年)。
Bandura, et al., “Self-efficacy beliefs as shapers of children’s aspirations and career trajectories,” Child Development 72.1 (2001): 187–206.
ドゥエック教授の『マインドセット:「やればできる」の研究』(2016年)。
Carol Dweck “Mindset: The Psychology of Success.” (2006)
論文「物理学に対する女児の関心、自己概念、到達度を上げるための介入研究」(2002年)。
Häussler & Hoffmann, “An intervention study to enhance girls’ interest, self-concept, and achievement in physics classes,” Journal of Research in Science Teaching 39.9 (2002): 870–888.

89ページ「算数や数学で男の子と肩を並べる女の子の数は増えています」
論文「ジェンダー間の類似性が算数/数学のテスト結果の特徴」(2008年)。
Hyde, et al., “Gender similarities characterize math performance,” Science 321.5888 (2008): 494–495.
論文「ジェンダー、文化、算数/数学テストの点数」(2009年)。
Hyde & Mertz, “Gender, culture, and mathematics performance,” Proceedings of the National Academy of Sciences 106.22 (2009): 8801–8807.

89ページ「STEM分野で働く女性の数も増えています」
論文「科学研究分野の女性たち:状況は変化している」(2014年)。
Ceci, et al., “Women in academic science: A changing landscape,” Psychological Science in the Public Interest 15.3 (2014): 75–141.

89ページ「実際の点数を見せられても、この傾向は変わりません」
論文「子どもが学業達成に対して持つ認知に保護者が及ぼす影響」(1998年)。
Frome & Eccles, “Parents’ influence on children’s achievement-related perceptions,” Journal of Personality and Social Psychology 74.2 (1998): 435–452.

89ページ「女の子よりも男の子を算数・数学に関係した活動に参加させよう、興味を持たせようとする傾向」
論文「算数/数学と科学分野の動機づけ:選択と信念の間の関係を長期追跡で検討した結果」(2006年)。
Simpkins, et al., “Math and science motivation: A longitudinal examination of the links between choices and beliefs,” Developmental Psychology 42.1 (2006): 70–83.

89~90ページ「数学に関連する仕事で将来、成功すると思っているか」
論文「算数/数学と科学の到達度:母親の信念は12年後に関係するか?」(2004年)。
Bleeker & Jacobs, “Achievement in math and science: Do mothers’ beliefs matter 12 years later?,” Journal of Educational Psychology 96.1 (2004): 97–109.

90ページ「算数・数学がどんなにできても、女の子は母親の意識を心の中に取り込んでいきます」
「自分の学業の出来に対する認知に見られるジェンダー間の差異」(2005年)。
Herbert & Stipek, “The emergence of gender differences in children’s perceptions of their academic competence,” Journal of Applied Developmental Psychology 26.3 (2005): 276–295.

90ページ、シアン・バイロック博士
『なぜ本番でしくじるのか:プレッシャーに強い人と弱い人』(2011年)。
Beilock, “Choke: What the Secrets of the Brain Reveal About Getting It Right When You Have To” (Free Press, 2010).

90ページ「小学校教諭の先入観が算数の成績の伸びに及ぼす影響を調べた」
「女性教諭の算数不安が女児の算数の結果に影響する」(2010年)。
Beilock, et al., “Female teachers’ math anxiety affects girls’ math achievement,” Proceedings of the National Academy of Sciences 107.5 (2010): 1860–1863.

90ページ「年度が始まった段階で、生徒の成績と教諭の数学不安はまったく無関係」
同上。

91ページ「男女差の固定観念を示すことも少なく」
同上。

91ページの「マインドセット」
ドゥエック教授の『マインドセット』(前掲)。

93ページ「学ぶ意欲に大きな変化が見られた」
同上、51ページ。

95ページ「自己肯定感の心理学」
書籍『自己肯定感の心理学』(未邦訳、1969年)。
Branden, The Psychology of Self-esteem: A Revolutionary Approach to Self-Understanding That Launched a New Era in Modern Psychology (Jossey-Bass, 1969).

95ページのカリフォルニア州報告書
カリフォルニア州教育省の報告書「自己肯定感の州に向けて」(1990年)。
California State Department of Education, Sacramento, “Toward a state of esteem: The final report of the California task force to promote self-esteem and personal and social responsibility.”

96ページ「他人の意見に依存した受け身の人間にしてしまう」
ドゥエック教授の「ほめ言葉は危険でもある」(1999年)。
Dweck, “Caution: praise can be dangerous,” American Educator 23.1 (1999): 4–9.

98ページ「『頑張った』と「ほめられた子どもの92%は難しい課題を選びました」
論文「知性をほめるほめ言葉は子どもの動機と結果をむしばみかねない」(1998年)。
Mueller & Dweck, “Praise for intelligence can undermine children’s motivation and performance,” Journal of Personality and Social Psychology 75.1 (1998): 33–52, p. 36.

99ページ「『頭の良さ』をほめる保護者と、努力の過程をほめる保護者」
論文「1~3歳の時の保護者のほめ方が、5年後の子どもの動機のありようと相関する」(2013年)。
Gunderson, et al., “Parent praise to 1- to 3-year-olds predicts children’s motivational frameworks 5 years later,” Child Development 84.5 (2013): 1526–1541.

99ページ「心の枠組みの程度が小学2~4年時の算数と読解力の成績に相関」
論文「保護者のほめ方は、子どものマインドセット形成を通じて、小学4年時の成績と相関する」(本書出版時には査読中。2017年に発表された)。
Gripshover, et al., “Parent praise to toddlers predicts fourth grade academic achievement via children’s incremental mindsets.”

101ページ「学期の成績の平均点が高く、人種間の成績格差も(略)小さくなった」
論文「人種間の到達度の格差を縮める:社会心理学的介入」(2006年)。
Cohen, et al., “Reducing the racial achievement gap: A social-psychological intervention,” Science 313.5791 (2006): 1307–1310.

104ページ「待たなかった子どもよりも何年も後、学業成績が良かったのです」
『マシュマロ・テスト:成功する子・しない子』(2015年)。
Walter Mischel, The Marshmallow Test: Mastering Self-control (Little, Brown, 2014).

105ページ「生活自体がやたらややこしいこともストレスです」
論文「生活におけるストレスと自己制御の発達」(2010年)。
Blair, “Stress and the development of self-regulation in context,” Child Development Perspectives 4.3 (2010): 181–188.
米国国立衛生研究所「貧困によるストレスは子どもの学ぶ能力をそぐ」(注釈にある2013年の文書は見つからないが、2012年のものはこちら。
National Institutes of Health, “Stresses of poverty may impair learning ability in young children,” 2012.

107ページ「保護者から与えられた道具を使うことで」
「ヴィゴツキー的アプローチ:レフ・ヴィゴツキー」、リンク先のページは存在しないが、Tools of Mindのウェブサイトの中に出てくる内容はこちら
“Vygotskian approach: Lev Vygotsky,” Tools of the Mind, 2015.

107ページ「言葉が遅い子どもたちは自己制御の課題が多い傾向にあります」
言葉の困難さが実行機能の発達に及ぼす影響については、たとえば、論文「特定の言葉の障害を持つ子どもの実行機能」(2012年)。
Henry, et al., “Executive functioning in children with specific language impairment,” Journal of Child Psychology and Psychiatry 53.1 (2012): 37–45.
聴覚障害が実行機能の発達に及ぼす影響については、たとえば、論文「聴覚障害を有する子どもの実行機能と言語」(2008年)。
Figueras, et al., “Executive function and language in deaf children,” Journal of Deaf Studies and Deaf Education 13.3 (2008): 362–377.

107ページ「介入は子どもの言葉を伸ばし、社会スキルも伸ばす」
論文「言葉が遅い幼児に対する対保護者・子どもグループ介入方法の効果」(2001年)。
Lederer, “Efficacy of parent-child language group intervention for late-talking toddlers,” Infant-Toddler Intervention: The Transdisciplinary Journal 11 (2001): 223–235.

107ページ「介入プログラムに参加した子どもは参加しなかった子どもに比べて思春期初期の社会スキルが高い」
論文「子どもに対する早期の介入と、思春期初期の社会・感情的スキル:シカゴの長期追跡調査から得られた2世代分の評価結果」(2008年)。
Niles, et al., “Early childhood intervention and early adolescent social and emotional competence: Second-generation evaluation evidence from the Chicago Longitudinal Study,” Educational Research 50.1 (2008): 55–73.

107ページ「自己制御の側面で困難に直面する男子、また、課題の多い家庭の子どもたち」
同上。

108ページ「ひとり言は、将来の社会スキルの高さ、問題行動の少なさと相関」
「就学前の児童のひとり言:発達における安定性と変化、タスク間の一貫性、教室内の行動との関係」(2003年)。
Winsler, et al., “Private speech in preschool children: Developmental stability and change, across-task consistency, and relations with classroom behaviour,” Journal of Child Language 30.03 (2003): 583–608.

108ページ「ひとり言を言う子どもは、自己制御において教師から高い評価をされる傾向」
博士論文「就学前児のひとり言と感情制御の関係」(2001年)。
Broderick, “An investigation of the relationship between private speech and emotion regulation in preschool-age children,” Dissertation Abstracts International, Section B: The Sciences and Engineering 61.11 (2001): 6125.

108ページ「ひとり言が少なく、ひとり言の内容も貧しく、その後の自己制御と社会スキルはマイナスの結果」
論文「アパラチア地域の低所得層の子どもたちにおけるひとり言の発達」(1984年)。
Berk & Garvin, “Development of private speech among low-income Appalachian children,” Developmental Psychology 20.2 (1984): 271–286.

108ページ「算数の面でも改善が見られ、それが小学校1年まで続きました」
論文「神経認知・神経内分泌機能の改善を通じて、到達度の格差を縮める:幼稚園児の教育に対する革新的なアプローチをクラスター無作為化対照試験で検討した結果」(2014年)。
Blair & Raver, “Closing the achievement gap through modification of neurocognitive and neuroendocrine function: Results from a cluster randomized controlled trial of an innovative approach to the education of children in kindergarten,” PLOS ONE 9.11 (2014).

108ページ「高所得層の学区の子どもたちと同じレベルになっていく」
2015年1月5日、クレンシー・ブレア教授のインタビューから。

108ページ「行動をコントロールし、感情の反応をコントロールするスキルを身につけていくには」
論文「生後18か月から30か月の自己制御の発現と強化:標準的な傾向と個々の差異」(1984年)。
Vaughn, et al., “The emergence and consolidation of self-control from eighteen to thirty months of age: Normative trends and individual differences,” Child Development (1984): 990–1004.

109ページ「実行機能と自己制御機能の重要な側面の準備段階になるのです」
論文「認知的優先順位づけの能力における音の重要性:聴覚の足場がけ仮説」(2009年)。 Conway, “The importance of sound for cognitive sequencing abilities: the auditory scaffolding hypothesis,” Current Directions in Psychological Science 18.5 (2009): 275–279.

109ページ「実行機能と自己制御機能の両方にも、言葉のスキルに対するのと同じぐらい大きな影響を及ぼしました」
論文「人工内耳を移植した子どもの神経認知学的リスク」(2014年)。
Kronenberger, et al., “Neurocognitive risk in children with cochlear implants,” JAMA Otolaryngology: Head and Neck Surgery (2014).
論文「人工内耳長期使用者の実行機能スキル:ケース・コントロール研究」(2013年)。
Kronenberger, et al., “Executive functioning skills in long-term users of cochlear implants: A case control study,” Journal of Pediatric Psychology 38.8 (2013): 902–914.

110ページ「前者の母親の子どもは3歳の時点で実行機能と自己制御のスキルが高いという結果でした」
論文「子どもに対する母親の自主性サポートと子どもの実行機能の成長に見られる関係:子どもの言葉の能力によってこの2つの変数の関係は変わるか」(2011年)。
Gagné & Bernier, “Prospective relations between maternal autonomy support and child executive functioning: Investigating the mediating role of child language ability,” Journal of Experimental Child Psychology 110.4 (2011): 611–625.

110ページ「叱る時にも感情ではない理由を話すことで」
この部分に関しては多様な検討が多数なされている。子どもが自分をコントロールしようとしているしている時におとながそれを支えることについては、たとえば、論文「子どもの自制心と自己制御(2006年)。
Kochanska & Aksan, “Children’s conscience and self-regulation,” Journal of Personality 74.6 (2006): 1587–1618.
論文「母親と子どもの関係の感情的な質:学業に必要な認知機能に与える長期的な影響」(1987年)。
Estrada, et al., “Affective quality of the mother-child relationship: Longitudinal consequences for children’s school-relevant cognitive functioning,” Developmental Psychology 23.2 (1987): 210–215.
論文「就学前児と幼稚園児の母・子関係および教諭・児関係と、学業成績」(1997年)。
Pianta, et al., “Mother-child relationships, teacher-child relationships, and school outcomes in preschool and kindergarten,” Early Childhood Research Quarterly 12.3 (1997): 263–280.
論文「学校の最初の2年間:幼稚園時期の教師・児関係と、学校への適応」(1995年)。
Pianta, et al., “The first two years of school: Teacher-child relationships and deflections in children’s classroom adjustment,” Development and Psychopathology 7.02 (1995): 295–312.

110ページ「そして、これが子どもの行動の基礎になります」
保護者の言葉が、どのようにして子どもの自己制御に向けたひとり言を形成していくかについて詳しくは、たとえば、論文「ひとり言を用いた自己制御」(1992年)。
Diaz, et al., “Mediation of self-regulation through the use of private speech,” International Journal of Cognitive Education and Mediated Learning 2.2 (1992): 155–167.
論文「ADHDを有する男児の、保護者・子のやりとりとひとり言」(1998年)。
Winsler, “Parent-child interaction and private speech in boys with ADHD,” Applied Developmental Science 2.1 (1998): 17–39.
論文「幼い子どもに見られる、共同作業から一人の作業へと移行する際のひとり言の役割」(1997年)。
Winsler, et al., “The role of private speech in the transition from collaborative to independent task performance in young children,” Early Childhood Research Quarterly 12.1 (1997): 59–79.

110ページ「保護者が支配しようとして及ぼすマイナスの影響もあります」
詳しくは、論文「ペアレンティング、(離婚後の)共同ペアレンティング、及び就学前児の(強い)自制心」(2008年)。
Karreman, et al., “Parenting, co-parenting, and effortful control in preschoolers,” Journal of Family Psychology 22.1 (2008): 30–40.
「幼い子どもに見られる、性格としての(強い)自制心:発現の原因、関連する要因、(強い自制心を持つことの)結果」(2003年)。
Kochanska & Knaack, “Effortful control as a personality characteristic of young children: Antecedents, correlates, and consequences,” Journal of Personality 71.6 (2003): 1087–1112.

111ページ「命令する言葉の圧倒的多数は、このスキルを抑えてしまいます」
論文「初期の母親、子どもの要因が、後の子どもの独立した認知・社会的機能に与える影響」(2000)。
Landry, et al., “Early maternal and child influences on children’s later independent cognitive and social functioning,” Child Development 71.2 (2000): 358–375.

111ページ「芽を出し始めた実行機能と自己制御にとっては大切なこと」
書籍『子どもの行動と発達』(未邦訳、1955年)。
Baldwin, “Behavior and Development in Childhood” (Dryden Press, 1955).
論文「自己制御に先立つ要因:発達的な視点から」(1982年)。
Kopp, “Antecedents of self-regulation: A developmental perspective,” Developmental Psychology 18.2 (1982):199–214.

112ページ「こういった子どもも、あたたかく、支えてくれる環境に置かれれば健康に育つのです」
詳しくは、論文「生まれもったストレスを乗り越える:環境からの影響に対する感受性の差」(2009年)。
Belsky & Pluess, “Beyond diathesis stress: Differential susceptibility to environmental influences,” Psychological Bulletin 135.6 (2009): 885–908.
論文「生活における生物学的な感受性:対ストレス反応の起源と機能の進化・発達論」(2005)。
Boyce & Ellis, “Biological sensitivity to context: I. An evolutionary-developmental theory of the origins and functions of stress reactivity,” Development and Psychopathology 17.02 (2005): 271–301.

113ページ「昔の研究は、バイリンガルが知的発達とIQにマイナスな影響を与えると」
「バイリンガルの認知的利点」、ウィキペディア(2015年1月22日時点の内容)。
“Cognitive advantages of bilingualism,” Wikipedia, Wikipedia Foundation.

113ページ「1962年に出た、エリザベス・ピール教授とウォレス・ランバート教授の研究論文」
論文「バイリンガルであることと知性の関係」(1962年)。
Peal & Lambert, “The relation of bilingualism to intelligence,” Psychological Monographs: General and Applied 76.27 (1962): 1–23.

114ページ、エレン・バイルストック教授
ニューヨーク大学のウェブサイト「Science Line」に掲載された記事「バイリンガルは、そうでない人より本当に頭がよい?:実はそう簡単な話ではない」の内容から。
“Are bilinguals really smarter?: Despite what you may have read, it’s not so cut and dry,” Science Line, July 29, 2014.

115ページ「語彙でも、構文でも、ニュアンスでも、全体の質でも」
ホフ教授の広範にわたる研究は、たとえば、論文「バイリンガル家庭で育った子どもとモノリンガル家庭で育った子どもの、表現性の高い語彙の発達:2~4歳の長期追跡研究」(2014年)。
Hoff, et al., “Expressive vocabulary development in children from bilingual and monolingual homes: A longitudinal study from two to four years,” Early Childhood Research Quarterly 29.4 (2014): 433–444.
論文「2歳児のバイリンガル性に影響する2つの言語曝露の特徴」(2011年)。
Place & Hoff, “Properties of dual language exposure that influence 2-year-olds’ bilingual proficiency,” Child Development 82.6 (2011): 1834–1849.

115ページ「生後24か月の段階で認知発達全体にマイナスの影響を与える」
「母語ではない言葉を話す保護者から母語ではない言葉を学ぶ」ことによるネガティブな影響は、Bayley乳幼児発達検査の知能スコア(24か月時)に表れる。
論文「2つの言語を学ぶ子どもの初期の発達:家で使われる言語の役割、母親が移民であるかどうか、母親の母国、社会・人口動態的変数」(2014年)。
Winsler, et al., “Early development among dual language learners: The roles of language use at home, maternal immigration, country of origin, and socio-demographic variables,” Early Childhood Research Quarterly (2014): 750–764.

116ページのグラント教授の内容
『GIVE & TAKE:「 与える人」こそ成功する時代』(2014年)。
Grant, “Give and Take: A Revolutionary Approach to Success” (Viking, 2013).

117ページ「倫理的な子どもを育てる」
「倫理的な子どもを育てる」(ニューヨーク・タイムズ、2014年4月11日)。
Grant, “Raising a moral child,” The New York Times, April 11, 2014.

117ページ「人としてほめられた子どもたちは数週間後、(略)寛容な行動をとったのです」
同上。

117ページ「『手伝って』と声をかけた子どもと何も声をかけなかった子どもを比べると」
同上。

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第5章 3つのT

131ページ「興味のない活動に参加している時、子どもはそこで使われている言葉を学ばない傾向にある」
論文「言葉の障壁を壊す:単語を学ぶ起源に関する創発説的モデル」(2000年)。
Hollich, et al., “Breaking the language barrier: An emergentist coalition model for the origins of word learning,” Monographs of the Society for Research in Child Development 65.3, serial no. 262 (2000).

132ページ「赤ちゃん言葉は世界じゅう、(略)さまざまな言語で使われています」
論文「赤ちゃん言葉に対する乳児の指向性に関連する音響的決定要素」(1987年)。
Fernald & Kuhl, “Acoustic determinants of infant preference for motherese speech,” Infant Behavior and Development 10 (1987): 279–293.
論文「母親、父親が乳児に対してする、言葉の韻律の変更:複数言語の研究」(1989年)。
Fernald, et al., “A cross-language study of prosodic modifications in mothers’ and fathers’ speech to preverbal infants,” Journal of Child Language 16.3 (1989): 477–501.
「マラーティー語の赤ちゃん言葉」(1965年)。
Kelkar, “Marathi baby talk,” Word 20 (1965): 40–54.
「シンハリ語の赤ちゃん言葉」(1980年)。
Meegaskumbura, “Tondol: Sinhala baby talk,” Word 31.3 (1980): 287–309.
論文「手話言語における赤ちゃん言葉」(1992年)。
Masataka, “Motherese in a signed language,” Infant Behavior and Development 15.4 (1992): 453–460.

132ページ「私たちが実施している2週間家庭訪問プログラムのうち」
論文「話し言葉に関する乳児の記憶」(1997年)。
Jusczyk & Hohne, “Infants’ memory for spoken words,” Science 277.5334 (1997): 1984–1986.

133ページ「思いやりのある、適切な反応が行動と脳の発達にとって必須であること」
この過程については、たとえば、論文「ケアと栄養の心理社会的側面」(国連大学ウェブサイト)。
Engle & Ricciuti, “Psychosocial aspects of care and nutrition1.”
論文「高リスクの母親との、関係を基礎にした介入:生後1年間の結果」(1999年)。
Heinicke, et al., “Relationship-based intervention with at-risk mothers: outcomes in the first year of life,” Infant Mental Health Journal 20 (1999): 249–274.
論文「応答的なペアレンティング:介入と結果」(世界保健機関の紀要、2006年)。
Eshel, “Responsive parenting: interventions and outcomes,” Bulletin of the World Health Organization 84 (2006): 992–999.
論文「乳児期の馴化と注意を向けることに対する母親の励ましが、幼児期の言葉、遊び、表現スキルと相関する」(1989年)。
Tamis-LeMonda & Bornstein, “Habituation and maternal encouragement of attention in infancy as predictors of toddler language, play, and representational competence,” Child Development 60 (1989): 738–751.

133ページ「観察→解釈→行動」
効果的な保護者の応答性に関しては、たとえば、書籍『ニューロンから人間へ:初期発達の科学』(未邦訳、2000年)。
Shonkoff & Phillips, eds., From Neurons to Neighborhoods: The Science of Early Child Development (National Academy Press, 2000).
書籍『生存と健康な発達における保護者・子ども間のやりとりの重要性:レビュー』(未邦訳、世界保健機関、2004年)。
Richter, The Importance of Caregiver-Child Interactions for the Survival and Health Development of Young Children: A Review (World Health Organization, 2004).

135ページ「こういった子どもたちは(略)自己免疫疾患などにかかりやすい」
論文「幼児期の不利な社会経済的条件が、思春期の炎症性フェノタイプの発現につながる」(2007年)。
Miller & Chen “Unfavorable socioeconomic conditions in early life presage expression of proinflammatory phenotype in adolescence,” Psychosomatic Medicine 69.5 (2007): 402– 409.

141ページ「子どもの脳の発達にとって大きな意味のある変化」
書籍『乳児期から思春期の言語障害(第2版)』(未邦訳、2001年)。
Paul, “Language Disorders from Infancy Through Adolescence,” 2nd ed. (Mosby, 2001).

145ページ、テリー・ポールについて
本書にあるリンクはネット上にないが、LENA研究基金のウェブサイトはこちら

147~148ページ「子どもがより良い読み手になる方向づけをしているという研究」
論文「都市部の就学前児童の家庭におけるリテラシー獲得の機会」(『学校と地域の家庭リテラシー・コネクション』所収、1995年)。
Baker, et al., “Opportunities for literacy learning in the homes of urban preschoolers,” in “Family Literacy Connections in Schools and Communities,” ed. Morrow (IRA, 1995), 236–252.
論文「世代間のリテラシー伝達」(『家庭のリテラシー:実践のための研究と応用の方向性』所収、1996年)。
Snow & Tabors, “Intergenerational transfer of literacy,” in “Family Literacy: Directions in Research and Implications for Practice,” ed. Benjamin & Lord (U.S. Department of Education, 1996).

152ページ「文字を指さす行動をおとながたくさんしながら本を読んだ子どもは」
論文「共に本を読む時に、幼い子どもが文字にふれる機会を増やす」(2012年)。
Piasta, et al., “Increasing young children’s contact with print during shared reading: Longitudinal effects on literacy achievement,” Child Development 83.3 (2012): 810–820.

152ページ「物語を使うことで、保護者は子どもの将来の語彙が増えていくのを助けている」
論文「就学前児に物語を語ることを促す:介入研究」(1999年)。
Peterson, et al., “Encouraging narratives in preschoolers: An intervention study,” Journal of Child Language 26.1 (1999): 49–67.

158ページ「科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学の領域の到達度にも相関する」
論文「視覚的空間注視と、読字獲得の間の因果的つながり」(2012年)。
Franceschini, et al., “A causal link between visual spatial attention and reading acquisition,” Current Biology 22.9 (2012): 814–819.
論文「STEM分野のための空間的能力:50年以上にわたる心理学の知識はその重要性を明確にしている」(2009年)。
Wai, et al., “Spatial ability for STEM domains: Aligning over 50 years of cumulative psychological knowledge solidifies its importance,” Journal of Educational Psychology 101.4 (2009): 817–835.

163ページ「子どもはとても良い学びのスタートを切れる」
「スタイペック教授とのQ&A:幼時の算数スキルを育てる」(スタンフォード大学大学院、2014年6月10日)。
Stipek, “Q&A with Deborah Stipek: building early math skills,” Stanford University Graduate School of Education.

176ページ「『ごっこ遊び』は、子どもの発達のかなめ」
ごっこ遊びについて詳しくは、たとえば、論文「就学前クラスの中の遊び:その社会感情的重要性と遊びにおける教師の役割」(2007年)。
Ashiabi, “Play in the preschool classroom: Its socioemotional significance and the teacher’s role in play,” Early Childhood Education Journal 35 (2007): 199–207.
論文「ごっこ遊び:自己制御の発達の源」(『遊び=学び:遊びが子どもをどのように動機づけ、子どもの認知・社会感情的発達を促すか』所収、2006年)。
Berk, et al., “Make-believe play: Wellspring for development of self-regulation,” in Play = Learning: How Play Motivates and Enhances Children’s Cognitive and Social-Emotional Growth, ed. Singer, et al., (Oxford University Press, 2006).
論文「遊びと対人プロセス」(『臨床実践における遊び:証拠に基づいたアプローチ』所収、2011年)。
Jent, et al., “Play and interpersonal processes,” in Play in Clinical Practice: Evidence-Based Approaches, ed. Russ & Niec (Guilford Press, 2011)
書籍『子どもの発達と心理療法における遊び』(未邦訳、2004年)。
Russ, “Play in Child Development and Psychotherapy” (Lawrence Erlbaum Associates, 2004).
論文「子どものファンタジー遊びと感情の理解」(1999年)。
Seja & Russ, “Children’s fantasy play and emotional understanding,” Journal of Clinical Child Psychology 28 (1999): 269–277.

183ページ「幼い子どもにリテラシーを育てていく時の人間同士のやりとりには、より広い意味があります」
論文「乳児期のテレビの模倣に見られる発達的変化」(1999年)。
Barr & Hayne, “Developmental changes in imitation from television during infancy,” Child Development 70.5 (1999): 1067–1081.

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第6章 社会に及ぼす影響

186ページ「過去40年間、米国では収入格差が急速に広がり」
「『豊かな』子どもは置き去りにされない」(ニューヨーク・タイムズ、2013年4月27日)。元の言い回しは「一人の子どもも置き去りにはしない(No child left behind)」で、2001年に制定された教育の機会平等を目指した法律の名前。
Reardon, “No rich child left behind,” The New York Times, April 27, 2013,

186ページ「こうしたプログラムは歓迎すべき、大切なものだと私は思います」
論文「富裕層と貧困層の間の学業成績の格差は広がっている:新しい証拠と考えうる理由」(『機会はどこに?:不平等、学校、子どもの人生の機会』所収、2011年)。
Reardon, “The widening academic achievement gap between the rich and the poor: New evidence and possible explanations,” in “Whither Opportunity? Rising Inequality, Schools, and Children’s Life Chances,” ed. Duncan & Murnane (Russell Sage Foundation, 2011).

188ページ「子どもの知的発達にとって保護者の役割は重要だとわかっているにもかかわらず」
2015年2月9日、スティーヴン・ダウとの会話から。

189ページ「こうしたプログラムが成功するかどうかは、保護者向けの強力な支援システムの有無にかかっています」
「序論:アメリカン・ドリーム、昔と今」(『機会はどこに?』所収、2011年)。
Duncan & Murnane, “Introduction: The American dream, then and now,” in Duncan & Murnane, Whither Opportunity?, pp. 3–26.

190ページ、ラレウ教授らの研究
アネット・ラレウ教授の著書『不公平な子ども時代:階級、人種、家庭の生活』(未邦訳、2003年)。
Annette Lareau, “Unequal Childhoods: Class, Race and Family Life” (University of California Press, 2003), 343.

190ページ「日々の生活リズムの現実を描き出すこと」
前掲書に関連した「ラレウ教授との質疑応答:『不公平な子ども時代』について」の1ページ。
“Question and Answers: Annette Lareau, Unequal Childhoods: Class, Race, and Family Life; University of California Press,” 2003.

190ページ「『その家の飼い犬』のようになろうとした」
『不公平な子どもの時代』(前掲)の9ページに引用されている書籍『セカンド・シフト:働く保護者と家庭の変革』(1989年)。
Lareau, “Unequal Childhoods,” p. 9, citing Hochschild & Machung, “The Second Shift: Working Parents and the Revolution at Home” (Avon, 1989).

190ページ「でも、一緒にいさせてほしいとその家族の人たちに頼んだ」
同上、9ページ。

190ページ「美容室や理髪店にも一緒に行き、時にはその家に泊まりさえした」
ラレウ教授の「質疑応答」(前掲)の1ページ。

191ページ「自分たちの子どもが幸せになってほしい、育って成功してほしい」
同上。

191ページ「中流階級の保護者は、大変な熱心さで…」
『不公平な子ども時代』(前掲)の5ページ。

191ページ「…抽象的な概念に対するなじみといった側面の発達(におそらく貢献している)」
同上。

191ページ「『論戦をし』、中には『言葉遊び』もありました」
『不公平な子ども時代』の要約が掲載されている「協同した子育て/自然の育ち」(『教育社会学』所収、2013年)の143~145ページにある言葉。
“Concerted Cultivation / Natural Growth,” in “Sociology of Education: An A-to-Z Guide,” ed. Ainsworth (Sage Publications, 2013), pp. 143–145.

191ページ「『健康や安全に関する以外』、命令はめったに使われませんでした」
同上。

191ページ「『自然な育ち』の成果」
『不公平な子ども時代』(前掲)の3ページ。

191ページ「タオルを渡されたら、子どもは手を洗う」
同上、147ページ。

192ページ「違いは、その目標に向けて『保護者が自分の見方をどんな行動に移すか』」
同上、386ページ。

193ページ「民主的な社会の未来にとって社会科学者が果たすべき大事な仕事」
ラレウ教授の論文「文化理解と社会の不平等」(2015年)。
Lareau, “Cultural knowledge and social inequality,” American Sociological Review 80.1 (2015):1–27.

195ページ「7か月半の子どもを持つ母親79人を対象に調べた」
論文「能力に関する母親のマインドセットが子どもの学習に関与する質を左右する:実験的検討」(2010年)。
Moorman & Pomerantz, “Ability mindsets influence the quality of mothers’ involvement in children’s learning: An experimental investigation,” Developmental Psychology 46.5 (2010): 1354–1462.

196ページ「まるで倒れている人を打ちのめすような行動をした人たちもいました」
同上。

199ページ「当時の社会状況を理解したうえで、子どもたちに大きな期待を抱いていました」
2015年1月16日、ポーティア・ケネルとの会話から。

202ページ、ウェス・ムーアの言葉
「別のウェス・ムーア? 期待は重要」。
“The other Wes Moore? Expectations matter,” Idea Festival.

205ページ「そうすれば、保護者は子どもに対してより良い投資ができる」
論文「不平等は家庭から始まる:富裕層の子どもと貧困層の子どもの人生の結果の違いにおけるペアレンティングの役割」(『人生の結果の違い:不平等が広がる時代の家族』所収、2014年)。
Kalil, “Inequality begins at home: The role of parenting in the diverging destinies of rich and poor children,” in “Diverging Destinies: Families in an Era of Increasing Inequality,” eds. Amato, et al., (Springer, 2014), pp. 63–82.

207ページ「大金がつぎこまれている社会事業プログラムの大部分は効果がまったくないか、ほとんどない」
「成功する社会プログラム」(ニューヨーク・タイムズ、2014年12月31日)。
Haskins, “Social programs that work,” The New York Times, December 31, 2014.

208ページ「こうした重要な研究・開発面を支援するユニークな立場にある」
「乳幼児期のイノベーションに投資する:ションコフ教授との質疑応答」ペンシルバニア大学インパクトの高い慈善事業センター(2015年3月30日)。
Center for High Impact Philanthropy, “Investing in Early Childhood Innovation: Q&A with Dr. Jack P. Shonkoff,” March 30, 2015.

210ページ「『2つの流れ』と呼ばれている現象」
2015年1月29日、エレン・ガリンスキーとの会話から。

211ページ「大成功をおさめていたかもしれない重要な鍵」
論文「21世紀の2世代プログラム」(2015年)。 Chase-Lansdale & Brooks-Gunn, “Two-generation programs in the twenty- first century,” Future of Children 24.1 (2014): 13–39.

211ページ「保護者が子どもの助けをしつつ稼ぎ手としても働くという2つの役割を担えるよう支援する」
論文「保護者の雇用と子どもの生活状態」
Heinrich, “Parents’ employment and children’s wellbeing,” Future of Children 24.1 (2014): 121–146.

211ページのコミュニティ・アクション・プロジェクト(オクラホマ州タルサ)
詳しくは、CAP Tulsaのウェブサイト

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第7章 「3000万語」を伝え、広げていく

214ページ「新しい考え方を広げていく力になりたいと人々に思わせる要因は何?」
「スロー・アイディア」(ニューヨーカー、2013年7月29日)。
Atul Gawande, “Slow ideas,” The New Yorker, July 29, 2013.

215ページ「将来の到達度の格差は生後9か月の時点ですでに表れているのですが」
論文「初期の学習と発達に見られる格差:出生コホートの乳児期からの長期追跡結果から学ぶこと」(2009年)。
Halle, et al., “Disparities in early learning and development: Lessons from the early childhood longitudinal study - birth cohort (ECLS-B),” Child Trends (2009).

216~217ページ「地球全体の28%を占める最大の石炭資源もあります」
「米国は石炭資源で世界をリードしている」(2011年)。
US Energy Information Administration, “United States leads world in coal reserves,” Today in Energy (2011).

217ページ「世界最大の国家経済の一つ」
国際通貨基金(IMF)によると、2014年末まで米国は世界最大の経済だったが、以降は中国が最大。「中国の経済は真に世界最大か?」(2014年12月16日)。
Carter, “Is China’s economy really the largest in the world?” BBC News Magazine, 2014.

217ページ「うち1600万人は貧困線以下の世帯の子ども」
「低所得者層の子どもに関する基本的な事実:18歳以下の子ども、2013年」(2015年)。
Jiang, et.al., “Basic facts about low-income children: Children under 18 Years, 2013,” National Center for Children in Poverty, Columbia University, January 1, 2015.

218ページ「健康的な行動が増え、おとなの生産性も上がるからです」
ヘックマン教授の「不平等の経済学:乳幼児期の教育の価値」(2011年)。
Heckman, “The economics of inequality: The value of early childhood education,” American Educator (2011).

219ページ「2013年、米国ホワイト・ハウスの科学技術政策室が私たちのチームに…」
会議の結果と参加した組織、部署のリストは「言葉の格差を縮める」のウェブサイト。
Bridge the Word Gap.

219ページ、セイラー教授の「市民に合った形の公共政策」(ニューヨーク・タイムズ、2013年8月24日)。
Thaler, “Public Policies, Made to Fit People,” The New York Times, August 24, 2013.

219ページ「『市長たちのチャレンジ』で大賞を獲得した家庭訪問プログラム」
「2012-2013 市長たちのチャレンジ」のウェブページはリンクがないが、「市長たちのチャレンジ」のウェブサイトはこちら

220ページ、会議「言葉の格差を縮める」のための文書「初期の言葉の格差を縮める:普及のための計画」(2013年)。
Suskind, et al., “Bridging the early word gap: A plan for scaling up” (white paper prepared for the White House meeting on Bridging the Thirty-Million-Word Gap), September 2013.

223ページのペリー・クラス博士のコメント
2015年2月19日、ペリー・クラス博士との会話から。

223ページ「出来高制の医療制度のもとでは、時間の縛りが医師や看護師のやる気をそぎ取ってしまいます」
「週あたりの外来患者の数」のスライド17。2014年のリンクはネット上にないが、2013年のものはこちら(スライド15)
Peckham, “Number of patient visits per week,” slide 17, Medscape Pediatrician Compensation Report 2014 (2014).

229ページ、コントラクター博士とデチャーチ博士の論文
論文「社会ネットワークと人間の社会的動機づけを統合し、広範な社会的影響につなげる」(2014年)。
Contractor & DeChurch, “Integrating social networks and human social motives to achieve social influence at scale,” Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 111.4 (2014): 13650–13657.

229ページ「科学的な発見が公共の利益に変わる」
同上、13650ページ。

229ページ「多くの人の心の中にあるあたりまえの信念や規範」
同上。

229ページ「行動を変え、革新的な考え方を受け入れることによって」
同上、13655ページ。

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