3000万語 + ペアレント・ネイション

訳注

★以下のリンクは、訳者によるもの。または、著者注釈の中からも一部こちらにコピーしてあります。



第1章 つながり

15ページの訳注7
論文「12か月以下の子どもの人工内耳移植」(2017年)。レビュー論文。安全性と効果を述べている。
McKinney, “Cochlear implantation in children under 12 months of age,” Curr Opin Otolaryngol Head Neck Surg.

16ページの訳注8
YouTubeはたとえば…、
「人工内耳のスイッチが入った後の8か月児の反応」。
8 Month Old Deaf Baby's Reaction To Cochlear Implant Being Activated.
「赤ちゃんが初めて私の声を聞いて、泣きそうに!」。
My baby hears me for the first time and is almost moved to tears!

18ページのニム・トットンハム博士の言葉(注釈の補足)
著者注釈にある原典「National Public Radio」は直訳すると「米国公共ラジオ」となるが、これは国営ではなく、国からの補助金とリスナーからの寄付で成り立っている。

24ページの「シカゴ大学の『クアッド』」
この中庭(メイン・クアドラングル)のことを指していると思われる:スライド写真写真


第2章 ハートとリズリー

30ページの訳注2「このプロジェクトの映像」
『最先端:ジュニパー・ガーデンの子どもプロジェクト』(YouTube。2013年に公開)。

37ページの訳注5
「初期の大惨事」(ハートとリズリー)
"The Early Catastrophe" (2003)

43ページの訳注10
「シンボルを伴う共同注意」の定義は、論文「耳が聞こえない子どもと聞こえる子ども(22か月児)の、母親との共同注意」(1998年)から。66論文に引用されている論文であり、定義として使うには適当と判断した。 Prezbindowski, A.K., et al.(1998). Joint attention in deaf and hearing 22 month-old children and their hearing mothers. Journal of Applied Developmental Psychology, 19, 377-387.


第3章 脳の可塑性

55ページの訳注3
ビデオ「能面実験」(トロニック教授の実験、YouTube。2009年に公開)。最初に話をしているのがトロニック教授。25秒後以降から実験の様子。
“Still face experiment: Dr. Edward Tronick.”

56~57ページの脳の発達について
報告書「乳幼児期初期のタイミングと質が脳の基本を形成する」(2007年)
“The timing and quality of early experiences combine to shape brain architecture"
「乳幼児期初期の発達に関して覚えておくべき5つの数字」(2014年)
“Five numbers to remember about early childhood development”

60~61ページのウィーセルとヒューベルの話。
視覚研究の写真の話は、ヒューベルの追悼記事(ロサンゼルス・タイムス)に掲載されている。
カンデル教授の言葉が掲載されているワシントン・ポスト紙の追悼記事はこちら

65ページ 『マタイの福音書』
訳は、こちらから採録(新共同訳)。

68ページと70~71ページのクール教授の実験
TEDトーク・ビデオ「赤ちゃんは言語の天才」(2010年10月)。
Kuhl, “The linguistic genius of babies.”


第4章 保護者が話す言葉、そのパワー

89ページ
「この固定観念は7歳ぐらいですでに見られるのです」の注釈
論文「算数のジェンダー・ステレオタイプに対抗する考えは、女児をステレオタイプの脅威から守らなかった」(2009年)が引用されているが、この「ステレオタイプの脅威 stereotype threat」とは心理的な現象のひとつ。1995年に社会心理学者のClaude Steele博士の論文で発表されて以来、さまざまな側面から研究されている。 性別、人種など、「できない」「劣っている」と社会的にみなされている固定観念(ここでは「女は算数ができない」という固定観念)を自分のことだと感じている時は、そう感じていない時よりも目の前のテストを解いたり課題に取り組んだりすることができないという現象。たとえば、算数のテストをする前に「自分が女子であること」について作文を書かせるなどして「自分=女子」であるという認知を強く意識にのぼらせておくと、そのような操作をしない時よりも同じテストの点数が下がる。

92ページ
『なぜ科学の世界に女性が増えないのか』(全米心理学会)
“Why Aren't More Women in Science?”

103ページの訳注
「実行機能」と「自己制御」は、 こちらのページから要約。


第5章 3つのT

150ページの「赤ちゃんに本を読む」
「米国小児科学会、生後すぐの赤ちゃんから本を読んであげてと勧告」(2014年6月24日)
"Pediatrics Group to Recommend Reading Aloud to Children From Birth"
米国小児科学会のニュース「乳児期から子どもと本を読むことは、後に続くリテラシーを加速する」(2017年5月4日)
"Reading with children starting in infancy gives lasting literacy boost"


第7章 「3000万語」を伝え、広げていく

219ページ
セイラー教授の「市民に合った形の公共政策」(ニューヨーク・タイムズ、2013年8月24日)。
“Public Policies, Made to Fit People”